知っておきたい、総量規制の実際と借入の関係について

「総量規制」という言葉を聞いたことがありますか?何やら難しそうでわかりにくそうですね。これは消費者金融などからのキャッシングの総額を年収の三分の一までに規制する、という法律による縛りです。

平成23年1月に消費者保護の立場から、貸金業法が改正され、「改正貸金業法」が施行されました。それまではキャッシングの年収に占める割合などの歯止めがなかったため、無計画にキャッシングしてしまったり、無理なキャッシングを重ね、多重債務に陥るケースも多く社会問題にもなりました。そうした問題に対処すべく、法改正が検討されたのです。

その結果、貸金業者の金利見直しや、消費者側のキャッシング額に対しての縛りが設けられることとなったのです。これはあくまで、消費者を守る、ということから決められたものです。こうした縛りによって、安易なキャッシングを防ぎ、計画的な利用を促進していこうというものです。

この制度にはいくつかの除外や例外もあります。銀行のカードローン、クレジットカードによる買い物、自動車購入時のローンなどは規制を除外されます。また、緊急に必要となった医療費、個人事業者の事業のための運転資金などの借り入れは規制の例外とされます。

また、生計を共にする配偶者がいる場合には合算の年収が基準とされます。このため、パートやアルバイトをしていない専業主婦でも一定の書類が提出できれば
キャッシングは可能です。その書類というのはご主人の同意書とご主人の収入証明です。同意がない場合にはご要望にはお答えすることができません。御了承下さい。

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